「就労移行支援というサービスがあることは知ったけれど、どこを選べばいいのかわからない」
「自分が利用できるのかわからない」
「見学に行ったら、その事業所を利用しないといけない気がして不安」
福井で就労移行支援事業所を探し始めたとき、こうした疑問や不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
就労移行支援は、事業所によって雰囲気やプログラム、支援の進め方が異なります。
だからこそ、Webサイトの情報だけで決めるのではなく、いくつかの事業所について調べたり、実際に見学したりしながら、自分に合いそうな場所を探すことが大切です。
この記事では、福井で就労移行支援事業所を探している方に向けて、事業所を選ぶときに確認しておきたいポイントや、利用開始までのおおまかな流れを紹介します。
就労移行支援とは?
就労移行支援は、一般企業などで働くことを希望する障害のある方などを対象に、就職に向けた準備や求職活動、就職後の定着などを支援する障害福祉サービスです。
支援内容には、仕事に必要な知識やスキルを身につけるための訓練だけでなく、職場体験、求職活動の支援、一人ひとりの適性に応じた職場探し、就職後の相談・支援なども含まれています。
そのため、
「パソコンの勉強をする場所」
「就職先を紹介してもらう場所」
というだけではありません。
生活リズムを整えたり、自分の得意・不得意を整理したり、働くうえで必要な配慮について考えたりしながら、自分に合った働き方を一緒に探していく場所でもあります。
福井で就労移行支援事業所を選ぶときの7つのポイント
就労移行支援事業所を選ぶときに、「ここがすべての人にとって一番良い」という答えはありません。
大切なのは、自分が無理なく通えて、相談しながら就職を目指せそうかどうかです。
見学するときは、次のようなポイントを確認してみてください。
1.無理なく通い続けられる場所か
就職に向けた準備は、一日だけで終わるものではありません。
そのため、事業所までの距離や交通手段、通所にかかる時間は意外と重要です。
電車やバスで通うのか、徒歩や自転車で通えるのか。朝の時間帯に実際に移動しても負担にならないか。
「頑張れば通える」ではなく、今の自分の体調で続けられそうかという視点で考えてみるのがおすすめです。
2.自分が取り組みたいプログラムがあるか
就労移行支援事業所で行われているプログラムは、それぞれ異なります。
例えば、
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- コミュニケーション
- 自己理解
- 生活リズムの安定
- 履歴書や職務経歴書の作成
- 面接練習
- 職場体験
など、さまざまな内容があります。
プログラムの数だけで比較するのではなく、「今の自分には何が必要そうか」「やってみたいと思えるものがあるか」を見てみましょう。
まだやりたい仕事が決まっていない場合は、いろいろなことを試しながら得意なことを探せる環境かどうかもポイントになります。
3.スタッフに相談しやすそうか
プログラムの内容と同じくらい大切なのが、スタッフとの相性です。
困ったときに話しかけやすいか。
説明はわかりやすいか。
自分の話を聞いたうえで、一緒に考えてくれそうか。
Webサイトだけではわかりにくい部分だからこそ、見学のときに実際に話してみることをおすすめします。
「なんとなく話しやすい」
「ここなら困ったときに相談できそう」
という感覚も、事業所を選ぶうえでは大切な情報です。
4.一人ひとりに合わせた支援があるか
同じ診断名や障害特性があっても、困っていることは人によって違います。
例えば、
「人と話すことには困っていないけれど、仕事の優先順位を整理するのが苦手」
という人もいれば、
「作業は得意だけれど、体調に波があって毎日同じ時間に通えるか不安」
という人もいます。
全員が同じプログラムを受けるだけではなく、その人の状況や目標に合わせて支援内容を一緒に考えてもらえるかを確認してみましょう。
5.就職活動をどのように支援してくれるか
就労移行支援の目的は、訓練を受けることそのものではなく、その先の「働く」につなげていくことです。
見学の際には、
- 自分に合う仕事をどう探していくのか
- 求人探しをどう支援してくれるのか
- 履歴書や職務経歴書を一緒に考えてもらえるか
- 面接練習をしてもらえるか
- 職場との調整について相談できるか
なども聞いてみるとよいでしょう。
まだ「何の仕事がしたいかわからない」という段階でも大丈夫です。
仕事を決めてから利用するのではなく、利用しながら自分に合った仕事や働き方を整理していくという考え方もあります。
6.就職した後についても相談できるか
就職は、大きな一歩です。
一方で、本当に大切なのは就職したあとに無理なく働き続けられることです。
実際の就労移行支援には、就職に向けた訓練・求職活動だけでなく、就職後の職場定着に向けた相談や支援も位置づけられています。
就職後に困ったことが起きたときにどのような支援を受けられるのかも、事業所を選ぶ際に聞いてみてください。
7.最後は実際に見学してみる
Webサイトやパンフレットから得られる情報には限界があります。
部屋の広さや明るさ、スタッフの雰囲気、利用している人との距離感、周囲の音など、実際に行ってみて初めてわかることもあります。
「見学する=利用を決める」ではありません。
まずは、
「自分がここに通っている姿を想像できるか」
を確かめるくらいの気持ちで見学してみてもよいと思います。
見学するときに確認しておきたいこと
初めて事業所を見学すると、「何を聞けばいいのかわからない」ということもあります。
そんなときは、例えば次のようなことを確認してみてください。
- どのようなプログラムがありますか?
- 1日はどのような流れで過ごしますか?
- 現在はどのくらいの人数が利用していますか?
- 個別に相談できる時間はありますか?
- 毎日通う必要がありますか?
- 自分の体調や障害特性について相談できますか?
- 就職活動はどのように進めますか?
- 企業での実習や職場体験はありますか?
- 利用を希望した場合、次に何をすればよいですか?
全部聞く必要はありません。
自分が気になっていることを一つ、二つ聞くだけでも十分です。
また、できれば施設内も見せてもらい、自分が実際にそこで数時間過ごせそうかを確認してみましょう。
就労移行支援を利用するまでの一般的な流れ
就労移行支援は、見学したその日からすぐに正式利用が始まるサービスではありません。
一般的には、次のような流れで進みます。
1.事業所に問い合わせる
まずは、気になる就労移行支援事業所に連絡します。
電話や問い合わせフォームなど、利用しやすい方法で構いません。
2.見学・相談をする
実際に事業所を訪れ、支援内容や利用について説明を受けます。
自分の現在の状況や困っていることについて相談してみてもよいでしょう。
3.必要に応じて体験利用をする
事業所によっては、正式利用を決める前にプログラムなどを体験できる場合があります。
見学だけではわからなかった雰囲気を知る機会になります。
4.自治体などに相談し、利用手続きを進める
就労移行支援を正式に利用するには、障害福祉サービスの利用に必要な手続きを行います。
福井市では、サービス利用について相談したうえで、サービス等利用計画案などの手続きを経て支給決定が行われ、福祉サービス受給者証が交付される流れが案内されています。
手続きについてわからないことがあれば、利用を検討している事業所や相談支援事業所、市区町村の窓口などに確認しながら進めましょう。
5.事業所と契約し、利用開始
必要な手続きが完了したあと、利用する事業所と契約し、利用開始となります。
実際の手続きや必要書類、利用開始までの流れは一人ひとりの状況や自治体によって異なる場合があります。「自分の場合はどうすればいいかわからない」という段階でも、まず相談してみることができます。
福井市で就労移行支援をお探しの方へ
HOHOHO福井は、福井市春山にある就労移行支援事業所です。
仁愛女子高校駅から徒歩2分の場所で、少人数の環境を活かしながら、一人ひとりに合わせた働き方を一緒に考えています。
HOHOHO福井では、一般的な就職活動の準備だけではなく、
- SNS
- デザイン
- 資料作成
- 文章作成
など、実際の仕事にもつながるさまざまな活動に触れながら、自分の「得意かもしれないこと」「続けやすそうなこと」を探していきます。
最初からやりたい仕事が決まっている必要はありません。
いろいろ試しながら、
「これは意外と好きかもしれない」
「この作業なら集中できる」
「こういう環境なら働きやすい」
といった小さな発見を重ね、それを働くためのヒントにしていくことを大切にしています。